About — LifeMarginの考え方
LifeMarginについて
LifeMarginは、頭の作業台を空けるための小さな道具をつくっています。覚えておくこと、計算すること、準備することを道具に任せて、空いたぶんを考えることや楽しむことに使ってほしいと考えています。
Markdownエディタも、子どもの算数の学習ツールも、これから増える道具もすべてこの同じ考えでつくっています。対象も分野もばらばらに見えるかもしれませんが、どれも「使う人の頭を少し軽くする」ためにあります。
なぜ、頭の作業台を空けるのか
人が一度に頭の中に置いておけることは思っているよりずっと少ないものです。心理学ではこの小さな作業台を「ワーキングメモリ」と呼びます。繰り上がりの数を覚えながら次の桁を足すときも、レシピの分量を頭で換算しながら料理するときも、この作業台を使っています。
作業台がいっぱいになると本当にやりたいことの置き場がなくなります。算数なら「なぜこうなるのか」を考える余裕がなくなり、料理なら味や家族との会話を楽しむ余裕がなくなります。疲れている日や、気がかりなことがある日は作業台はさらに狭くなります。
LifeMarginの「Margin」は、この作業台に生まれる余白のことです。道具に任せられるものを任せて、人にしかできないことに場所をあける。それがこのサイトの道具が目指していることです。
4つの原則
道具をつくるときは、作業台を空けるために次の4つのどれかを使っています。
- 1
外に出す。
覚えておかなければいけないことを、画面や紙に残します。途中の答えをメモする、予定の合図を玄関に置く、といったことです。
- 2
機械に任せる。
人がやらなくてもよい計算や準備は、道具が引き受けます。ただし、身につけたい部分までは任せません。
- 3
体で覚える。
説明を読んで理解するより、動かして確かめるほうが頭に優しいことがあります。時計の針を動かす、ボタンを押して結果を見る、といった形です。
- 4
調子の悪い日は、手助けを増やす。
作業台の広さは日によって変わります。余裕のない日には、道具が引き受ける範囲を自分で広げられるようにしています。
道具ごとに、何を作業台からどけているか
記法を覚えておくこと。ボタンを押すと記法が出て、その場で見た目を確かめられる
主な原則:外に出す・体で覚える
計算の途中を覚えておくこと。「メモだな」やくり上がりの表示で画面に残す
主な原則:4つすべて
予定を覚えておくこと。合図を生活の中に置く
主な原則:外に出す
料理の分量計算(準備中)
人数に合わせた掛け算・割り算と、大さじやgの換算
主な原則:機械に任せる
ぬりえ(準備中)
印刷や片付けなどの準備。すぐに描く楽しさに入れる
主な原則:機械に任せる
新しい道具を加えるときは、この表に1行足せるかどうかを、つくるかどうかの目安にしています。
つくるときに守っていること
- 機能を増やしすぎない。 ボタンや設定が多いと、それを覚えること自体が作業台を使います。ひとつの目的にまっすぐ効くことを優先します。
- 個人情報を集めない。 入力や操作はすべて端末の中で処理し、登録もいりません。開いてすぐ使えることも、作業台を空けることの一部だと考えています。
- 最後は、道具なしでもできるように。 学習ツールは、最終的にノートでも同じように解けるようになることを目標にしています。Markdownエディタも、使ううちに記法が自然と身につくことを目指しています。道具に頼りつづけるのではなく、必要なときに道具を選べる状態が理想です。
- 頑張れない日を責めない。 忘れたり、続かなかったりするのは、気持ちの問題より作業台の問題であることが多いものです。そういう日にこそ、道具を使ってほしいと考えています。
小さな道具で、考える時間と余白をつくる。これから増える道具も、この考えにそってつくっていきます。
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